壊れていく家と裏切り

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その日を境にお父さんは毎日のようにお母さんに暴力を振るうようになった。  そしてお母さんは私の事見ようともしなくなった。  お父さんに抱かれるのが嫌でお母さんに冷たい目で見られるのが嫌で家出をした。  死にたい。  もう生きていきたくない。  死んで何もかも忘れたい。  家を飛び出し人通りのない橋の上にきた。  ここから飛び降りたら死ねる。  橋に手をかけた。  『何してるの?!』 私の体は後ろに引っ張られた。  『死んだらダメだよ!』 『先生……』 目に涙をため怖い顔をした担任がいた。
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