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私の人生が狂い始めたのはまだ10歳の時。
5歳の時父親が病気で死んだ。
5歳の私には死ぬという事がよく分からず毎日待っていれば父親は戻ってくる。
そう思っていた。
周りから何を言われようと私はただひたすら父親を待っていた。
9歳のある日。
お母さんが男の人を連れてきた。
優しそうで紳士的に見えた男の人はお母さんの再婚相手だった。
父親が欲しかった私はすごくうれしかった。
義父はとても優しくて私をすごく可愛がってくれた。
だから私もすぐ【お父さん】と呼べた。
だけど義父は私の人生を狂わせた張本人だったのだ。
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