❤ story No.1

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「やだぁ」 「やめてよぉ」 笑いながら言う私 彼はおもしろがってやめない 「だって美香の肌、気持ちいいんだもん」 あまりにしつこいので段々腹が立ってきた 「ねぇ、ヒロ。 本当ににやめて」 ヒロはやめてくれない 私が本気で嫌がっている事に気付いていない 「ちょっ! やだってば!!」 ーーーピシャッ とっさにヒロの手を思い切り叩いてしまった 「あっ、ごめっ」 「イッター!! そんな思いっきし叩かなくても」 ヒロは大袈裟に泣き真似をして俯いた 「ごめん、ヒロ その勢いで、つい。。」 ヒロは黙ったまま どうしよう 怒ったかな 私は不安な顔で、俯くヒロを覗き込んだ 「嘘だよぉ。 しつこくした俺も悪かったし。 びっくりした!?」 そう言っておどけて見せるヒロの肩を思いっ切り叩いた 「もうっ! びっくりしたじゃない」 ヒロは肩を抑えて本気で痛がっていたが、顔は笑っていた
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