❤ story No.1

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「何で電話出ないのよ!! 今何時だと思ってるの? 遅くなるなら連絡くらいして!!」 倒れ込んだヒロの上に馬乗りになって、両手でヒロを殴った 我を忘れたように 無我夢中で ヒロは抵抗しなかった 何も言わず私に殴られていた 爪がヒロの頬をかすめ、うっすらと血が滲んだ その血を見て私は我に返った 殴っていた手を止め、ヒロの上から下りると、ヒロに背中を向けて座った 自分で自分が恐ろしかった ヒロの事が心配で 不安で 愛しているのに 私はヒロを傷つけてしまう 「ごめっ ごめんなさい。。 私、こんなつもりじゃ」 震える声でヒロに言った すると ヒロは後ろから私を優しく抱きしめた 「連絡しなくてごめん。 心配してくれてたんでしょ。 これからはちゃんと連絡するから」 ヒロは私の耳元でそう優しく言った ヒロの優しさに涙が零れた 「ごめんね、ヒロ。」
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