背の高いあいつと生意気小僧

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レイラから手渡された剣を見つめていると   「ま、大丈夫。あたしが守ったげるからさ♪」   俺の心中を察したのかレイラがそう言ってくれた。   いきなりこんな薄暗い所に連れて来られて不安にならない方がどうかしている。     又長い沈黙が流れる。     お互い話す事はたくさんあるのに、何故かどっちも話し掛けずにいた。   その空間がもどかしく思えてきたので、俺から話し掛ける事にした。   「な、なぁ」   「何?どしたの?」   一番気になっていた事を言葉を被せず直球で投げ掛けた。  「ここどこなんだ?」   「…あー…」   ピタッと歩みを止めた。   「そっかそっかまだ説明してなかっね」   おもむろに地面にしゃがみ込み、そのへんにあった木の棒で薄汚れた地面に何かを書き始めた。    
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