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チャイムが鳴っても、陽気なやつらはまだ教卓周りにいた。
お前らに耳は無いのかと叫びたい。
先生が入って来てようやく席へと戻り始める。
目はどうやらあるようだ。
結局席で悶々とするはめになったじゃないか。
先生が元気に数学を説明し始めても、僕はいらいらとしたきもちのため先生の元気さが先程の陽気なあやつらを思わせるのでどうにも腹立たしい。
カルシウムが足りないのかもしれない。
カルシウム…魚か?
あぁ…一昔前の魚のこれまたふざけたテーマソングが頭で流れ始めてどうしようもない。
サビしか流れないのもまたもどかしい。どうせ流れるならフルでこい。
こんな思考を読まれたのか、先生から前へ出てきて問題を解けと指示された。
「聞いていたならできるはずだぞー」
ふと顔を黒板へ向けると、魚ならぬ数字天国だ。
僕が開いていたページも、恐らくは違うだろう。
問題は幸い、黒板に書いてある。分からないこともない。
覚悟を決めて、黒板へ行く。
ふと、座席表が目に入った。
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