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「なぁ、このドア開かないんだが」
「そこにボタンあるだろうが。つか勝手に動くなボケ!」
隊長は青年の襟首を掴み、引きずってそのファーストフード店から離れる。三等兵も慌てて隊長に続いた。
「カーネル・サンダース像は置いてこい」
「あ、はい」
しばらく歩いた所で青年が口を開いた。
「なぁ腹減らね?」
「減らん」
「ほら腹の虫が鳴いてる」
「鳴いてない」
「ほらコンビニあるじゃん。何か買って食おうぜぇ~!!」
「あっコラ!!」
青年は隊長の手を振りほどき、コンビニへと駆け込んだ。
「やれやれ…」
隊長も渋々、従った。
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