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イチ君と別れ、帰り道。
せーちゃんが、
「なぁ、大丈夫なんか?あのふたり」
と言ったので、心配性な世界一愛しい幼馴染みにとびきりの笑顔で返事した。
「もしダメだったら、2人で一生懸命慰めるのよ~。協力してくれるよね?愛してるよ~、せーちゃん」
真っ赤になってなんだかあうあう言っている、からかいがいがありすぎな面白い幼馴染みを見ながら、なるべくなら、みんな幸せがいいなと思った。
この行動が吉と出るか凶と出るかは、はっきり言って2人次第だ。これ以上の介入はお節介以外の何者でもない。現時点で十分お節介かもしれないけど。
だからといってなにもしないなんて、私には出来ない。けーちゃんが困っているなら助けたい。少しでいいから手を貸したい。自分に出来る事があるのなら。けーちゃんが悲しいままは絶対に嫌だ。
願わくば幸せになって欲しいのだ。
だってけーちゃんは、私の大切な親友だから。
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