加賀見 啓…9月~11月

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 そしてそれから、彼と語り合った。  最終的にかなり意気投合し、ばかやろーとか叫んでいた記憶がある。近隣の住民に相当迷惑だったかも…  かなり遅くなってしまい、お開きかな、というところで、重大なことに気がついた。 「俺は、加賀見啓。君は?」 「僕のことは、イチって呼んで下さい。友達とかもそう呼んでいます。今、花の高校生です。啓さん、とお呼びしてもよいでしょうか?それと、携帯持っていますか?良ければまた、話しましょう」  これが、彼と俺との出会いだった。この出会いが無ければ、きっと今の俺はいないだろう。俺は変われなかっただろう。同じ過ちを何度も繰り返して、燻っていたに違いない。  それから、お互いメールアドレスを交換した。
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