日常

4/4

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
    「で…?俺もう帰るけどお前どうすんだ??」       暁斗の言い方が癇に触ったのかさっきよりトーンの低くなった声で聞いてきた。     「ぅん。僕も帰る。」     ここは逆らわない方がいいとおもったのだろう。   まだ醒めていない頭を少し叩き素直に席を立った。   「行くぞ。」   「うん。」     暁斗は一度窓の外に目を移したが、すぐ冬瑚の後についていく。       そして夕日で紅く染まった教室を後にした。  
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加