~プロローグ~

2/15
前へ
/223ページ
次へ
『3億当たれば、何に使う?』 僕が君の家に、 初めて泊まった夜。 確かこの話しだったよね? 君はおばあちゃんと二人暮らしで、 ちょっと複雑な環境。 同じ布団に包まりながら、 『朝起きたら、死んだおじいちゃんにチーンしてね』 くしゃくしゃに笑いながら恥ずかしそうにそう言ったね。 あの優しいシャンプーの香りに、 ぐっと来た。
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2092人が本棚に入れています
本棚に追加