序章

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世界は数百年にわたり 多くの悲劇を生む戦いを 強いられていた 戦いの元凶は魔族の中でも もっとも邪悪なるもの 邪神ディーヴァ 多くの戦いの中で 勇敢なる騎士たちが ディーヴァに挑み 命を落としていった 魔族の…… ディーヴァの力を恐れた ある国の王は 一人の少女の命を贄とし 女神の理力石を手に入れる 理力石を手に入れた王は その力を利用し 一振りの杖を造り出す ディーヴァとの壮絶な決戦の中 杖はディーヴァの力を 理力石は魔力を封印した 力と魔力を封じられた 邪神ディーヴァは  王国の騎士たちの手によって 滅ぼされ 平和が戻った 理力石は「守護石」と名を変え 世界の中心にある 大神殿に収められ 一振りの杖は 王の住まう城の地下深く 宝物庫の奥へと ひっそりと消えていった 守護石のために 犠牲になった少女の魂は 女神の慈悲によって 神殿の神官長の中に転生し 理力石の守護者となる そしてそれらの戦いから 数百年……………… すべての事実は 曖昧なものとなり…… ほんの小さな 些細な出来事が 永きにわたり続いた 平和を壊す
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