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私の性格
だんだん曲がってきたかもしれない。
今まで
人を嫌いだなんて
思ったことなかったし
信じられなくなるなんても思ってなかった。
ねえ、
電話にでて?
私聞きたいよ。
晃くんが言ってたみたいに。
『私に何か言いたいことあるなら言って?』
って。
聞きたいよ。
毎朝
電話していい?ってきいても
『無理』
だけ。
もう
メールなんかしなくなってた。
そして、合宿の季節。
その時は
久しぶりに晃くんも機嫌よかったみたい。
メールくれた。
部屋が菜実と同じだった。
菜実が部屋をでた時に
電話した。
『久しぶり。元気だった?』
そんな会話。
本当は緊張も ドキドキもなかった。
なのに
『晃くんの声誰にも聞かせたくないよ。』
とか
心にもないこと言った。
私
大丈夫?
別れたいよ。私。
でも、
言えなかった。
すると
帰ってきた菜実に電話をとられ
『もしもし?晃くん?』
って、私のケータイで話始めた。
私。
本当にわかんなくなった。
この人
なんなの?
晃くんも
なんなの?
なめてんの?
人が下手にでりゃ
いい気になってさ?
でも、私
わかるの。
人に嫌われんのが嫌だから、
仮面被るの。
とっても大人しくて
優しい女の子の仮面。
誰に心なんか見せるもんか。
信じてる人にだけ
私は仮面とるから。
嫌い。
菜実も
晃くんも。
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