Case3

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勢いよく振り返るとそこには木の根に躓いて転んだ真美が居た。 追手はもうすぐ傍まで来てる。 もう逃げられない。 「妃夜乃!行って!あとからすぐ行くから!」 その言葉に、一瞬迷った。 親友ならここで助けるべきじゃないのか、見捨てて行くようなまねをしていいのか。 でもすぐに考えを改めた。 親友だからこそ置いていくんだ。 信じて、信頼してるからこそ、今はおいていくことを選ぶべき。 真美が私だったら、彼女もきっと同じようにしてくれる。
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