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勢いよく振り返るとそこには木の根に躓いて転んだ真美が居た。
追手はもうすぐ傍まで来てる。
もう逃げられない。
「妃夜乃!行って!あとからすぐ行くから!」
その言葉に、一瞬迷った。
親友ならここで助けるべきじゃないのか、見捨てて行くようなまねをしていいのか。
でもすぐに考えを改めた。
親友だからこそ置いていくんだ。
信じて、信頼してるからこそ、今はおいていくことを選ぶべき。
真美が私だったら、彼女もきっと同じようにしてくれる。
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