Case3
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私は小さく頷いて走り出す。 後ろから聞こえる“音”に耳を貸さないように必死になって走る。 きっとまた会えるよ。 だってこの空は繋がっているもの。 少しの間離れるだけだよ。 私達、大丈夫だよ。 テレパシーのようなもので、真美とそう会話したような気持ちになりながら、更に奥のほうを目指す。 息が苦しい。 涙が零れる。 目の前が暗転しそうになる。 それでもただ一つの約束のために進み続ける。
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