酒場
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『ちくしょー…この町の平和さが憎いぜ。俺たちの仕事がまわってこねぇ…。』 黒髪の青年はテーブルに突っ伏 してぼやく。 『本来平和なのは良いことだ。そもそも俺たちの仕事があるほうがまずいだろう。』 銀髪の青年は財布を懐にもどし、 グラスに注がれている少しぬる い水をふくんだ。 この2人、いったいどんな職に ついているのだろうか、風貌か らはただの旅人にしか見えない だろう。
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