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遥が音の方を見ると
衝突した車を避けて出てきた
大きなトラックが
目に映つり込んできた
とっさに走って来ている
翼の方を見た
『こないでー!』
遥が叫んだ
翼はそれでも
全力で遥の方へ
走ってきていた
『遥!翼!危なーい』
ドーーーーン
一瞬の出来事なのに
スローモーションのように
ゆっくりと
体が中を舞った
空に浮いたあたし
気付くと
アスファルトの上のあたし
遥ゎ遠退く意識の中
翼の方を見た
頭から血を流して
横たわる翼が見えた
だから来ないでって
言ったじゃん・・
遥の意識は途切れた
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