運命の日

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女三人の騒がしい中 父親は一人のんびりと コーヒーを飲んでいた   『パパ!それ  あたしのマグカップ!』 そんな父に遥が叫んだ   『そうなのか  名前書いてないから  わからなかったよ』 と笑ってとぼける父に   『あたしの使ったら  命無くなるよ』 美月が冷ややかに父を見た   『あら?もう美月のいつも  パパ使ってるよー』 母の笑い声が響いた   『まじでー??!やだぁ』 美月が叫んだ   『美月も  名前書いてないから』 父がまたとぼけた   いつも通り 明るい朝のリビングに 笑い声が響いていた
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