運命の日

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バターン 『おはよーっす』 ドカドカドカ ガチャ   賑やかなリビングに 不法侵入の音がした いつもの事なので 誰も驚かない   『はるかー!!おせーよ』 遥の幼なじみで一応彼氏 翼が不機嫌そうに 入って来た   『ごめーん!ちょ待って』 遥が急いで二階に 駆け上がった   『ごめんねー翼君』   『いえいえ』   『翼、遥のお世話は  大変で疲れるだろー』   『はい・・』 翼がわざと頷いた   『みてる方が疲れるよー  翼も遥もレベルは一緒  アポカップルじゃん』 美月が笑った   『美月ひでー  遥には負けるし  勝てねーし』 不満げな翼が口を尖らせた   『好き放題言わないで!』 降りてきた遥がスネた   『いってきまーす』 遥と翼は笑いあって 玄関に向かった   『いってらっしゃい』 父と母の声が響いた   最後の幸せな五人の朝。。
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