⚾第3話⚾       初めての試合

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4番に関しても、チームを引っ張る最強のバッター。いかなる場面でも必ず突破口を開いてくれる。 だがこの二人は荒削りでまだまだ任せきる事が出来ない。 しかし伊達ならその代役がこなせるかもしれない。 伊達には弱点らしい弱点は無く、1番に起用しても、4番に起用しても、おそらく申し分ないだろう。 しかし伊達は1番や4番ではなく、間違いなく3番タイプ。 だから迷っているのだ。 「でも試合は明日よ。間に合うの?」 「なんとか間に合わせるよ。ほらっ南野も練習に戻れ。」 「分かったわよ。それじゃ。」 「ふぅー。疲れた。」 練習中もずっと考えていたが結局決まらなかった。 そして決まらないまま・・・・・。 試合当日。 午前7時 「おはようございます!!」 「あぁ。おはようさん。」 会議室に全員集まった。 「それじゃ、まずはオーダーを発表する。」 ホワイトボードに名前を書いて行く。
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