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「プレイボール！！」
浜岡中学の選手はすでに守備位置で待機している。
先攻は俺達。
「お願いします！！」
気合い十分に見えた植原だが、何処か緊張しているようにも見えた。
そして注目の第1球目
相手の町田投手はゆったりとした投球モーションで一球目を投げた。
「えっ！？」
ボールは中学生とは思えない程のスピードでキャッチャーのミットに収まった。
「ストラィィィィク！！」
「は、速い！！」
さっきまでの投球練習では見せていなかったスピードだ。
「ウ・・・・ソ・・・・」
「植原ぁぁ！！次がくるぞ前を見ろっ！！」
叫んだ時にはもう遅かった。
町田投手の長身から投げれたボールは再びキャッチャーのミットに収まった。
「ぁぁ・・・」
「植原ぁぁぁぁ！！」
そして3球目もストレートがど真ん中に決まり。
「ストライク！！バッターアウト！！」
審判のコールが響いた。
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