⚾第3話⚾       初めての試合

14/20
前へ
/97ページ
次へ
ネクストバッターボックスから南野が立ち上がり植原へと歩み寄って行く。 植原は何がなんだか分からないままバッターボックスを離れる。 「・・・・・・朱美。」 南野は覚悟を決めて打席に入るが・・・・・・ 「ストライク!!バッターアウト!!」 南野はなんとかバットを振ったが、最後の一球目しかバットを振れなかった。 それも完全な振り遅れ。 そして3番伊達 雪子。 打席に入りバットを構える。ゆったりと構え、町田を見つめる。 ゾクッ!! (な、なんだあの人!!) 彼女の目を見た瞬間ゾクッとした。 投げるのをためらってしまう。 (どうしたのだ剛!!早く投げろ!!) キャッチャーの長野 隼人は目で訴えかける。
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加