⚾第3話⚾       初めての試合

18/20
前へ
/97ページ
次へ
2球目はインハイいっぱいに決まる。 (チェッ!!コントロールもそこそこかよ。しゃーねぇーな。後は変化球だ。) (打つ気がない?それとも・・・・) 高山は素早くサインを出す。 コクッ!! 神田川も頷き投球モーションに入る。 (狙いは・・・・外角いっぱいからボールになる・・・・カーブ!!) 私は力いっぱい腕を振り抜いた。 「絶好球!!」 「えっ!?」 ボールはゆっくりと曲がりながらキャッチャーのミットに向かう。 (なんで!?失投!?) ボールは真ん中から外角に向かって進む。 (まずい!!ギリギリ入ってる!!) キーン!! 「クッ!!レフト!!」 高山は打球の行方を確認し、指示を出す。 (これはさすがに!!) レフトの鏡は懸命に走るが無情にもボールは落ちてしまう。 「いいぞ半田!!まずは先頭バッター出塁だぜー!!」 浜岡ベンチから半田にエールが送られる。
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加