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浜岡の3番にホームランを打たれて2対0。
神田川はその場にへたりこんでしまった。
「ふん!!これが実力ですよ!!」
高山に声をかけゆっくりとホームベースを踏む。
「た、タイ「その必要はない!!」えっ!?」
「その必要はないと言ってるんだ!!神田川、何をやってんだ!!まだ試合の途中だろうが!!立て!!」
ビクッ!!
神田川の肩が震えた。
「いいか。お前達はこれから全国を目指すんだろ!!だったら何をやってんだ!!上を目指すならこんな事はいくらでもあるんだ!!」
「監督、それはいいすぎでは・・・・」
「ふぅー。審判・・・・・・・この試合・・・・・棄権します!!」
「!?」
「柴田先生。申し訳ありません!!」
俺は立ち上がり、浜岡ベンチに歩いて行く。
「・・・・・・・ま・・・って」
「・・・・・・・」
「・・・まっ・・・て・・・・・・・待って。」
「・・・・・・・」
「待って下さい!!」
神田川が声を精一杯に張り上げる。
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