⚾第4話⚾       自分達の実力

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「待てば、お前は投げられるようになるのか、神田川!!」 「・・・・・・・」 俺は再び浜岡ベンチに歩き出す。 「投げられ・・・・ます・・・・」 「なんだって?」 「投げられます!!」 神田川は俺を見つめ、俺は神田川を見つめる。 「どうやら目に力が戻ったな。・・・・・・・・柴田先生、申し訳ありませんがもう少し俺達に付き合って貰いませんか?」 「あぁ。いいとも!!」 「審判。試合を再開してください。」 「分かった。プレイ!!」 俺は神代ベンチに引き上げる。 神田川もなんとか立ち上がる。 「・・・・・遥」 「だい・・・じょ・・・う・・・・ぶ。」 「バッターは4番よ。みんなもう一度気を引き締めて行こう!!」 士気が落ちた神代女ナインに檄を飛ばす。 そして4番町田がバッターボックスに立つ。 「悪いけどもう一発打たせて貰いますよ!!」 (構えに隙がない!!ミスはまた命取りになるわね。まずはインハイにスライダーよ!!)
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