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その後あっさりと後続に打たれ続け、気がついた時には、浜岡ナインの打者一巡の猛攻をうけ、5対0と大きく引き離されてしまっていた。
なんとかアウトを三つ取り守備は終わったが、神代女ナインのベンチは酷く暗かった。
「よし、次は攻めるぞ！！みんな切り換えろよ！！」
檄を飛ばすが、士気が落ちたナインは回復する見込みはなく、この回は三者凡退に終わった。
その後3回まで進んで、なんとか5対0のまま踏ん張っていた。
そして4回の表。
攻撃に行く前に選手達に円陣を組ませた。
「どうした？やる気が無くなったか？」
問い掛けに対して選手達は皆うつむいて一言も喋らない。
「これが実力ってもんだ。お前達はまだまだアイツ等には敵わない。でもなそれは技術うんぬんの話じゃない！！精神力の問題なんだ！！」
「・・・・・精神力？」
「あぁ。絶対に負けたくないと思う気持ち。勝ちたいと思う気持ちがお前達を上回っているんだ。」
選手達は静かに俺の言葉に耳を傾けていた。
「この際だからはっきり言っておく。俺が見た限り実力はほぼ変わらない。負けてるのは気持ちなんだ！！アイツ等は全国を経験してる。これ位の挫折なんて何回も経験してるんだ！！でも彼等は全国制覇という偉業を成し遂げた。それは彼等に意思の強さがあるからだ！！」
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