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「・・・・意思の強さ」
「あぁ。もう一度言うが、実力はそれほど大きな差はない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要するにだ、今からでも勝てるかもしれんと言う事だ!!」
「!?」
選手達はさすがに「えっ!?」と言うような顔をしている。
「さてと、お説教はここまでだ。時間がないからな、植原。次はお前からだったな。いいか、この打席はバットを振るな。タイミングだけを取り、ボールに合わせて首を振るんだ。」
「く、首を振る?」
「あぁ。」
俺は一度手本を見せる。
「わ、分かりました!!」
バッターボックスに向かう植原とは別に他の選手はまだ円陣を組んだままだった。
「首振りをするのには訳がある。みんなはまだ町田投手の球速に目が慣れていない。でもな、みんなも植原みたいにやって見ろよ。ここからでもできるからさ。」
植原はというと町田が投げた球に対して、しっかりと首振りをしていた。
みんなもそれに続き、次の球で実際にやって見ると。
「えっ!?」
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