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打順は6番からだ。
下位打線だが一回の裏できっちりと神田川の球を捉えていたので気が抜けない。
(確かこの人は・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・うん。遥、ここだよ!!)
神田川はコクリと頷き、ボールを投げる。
「ヨッシャー!!絶好球!!」
しかし
「えっ!?」
ボールは真ん中高めからゆっくりと内に切り込んでくる。
ガキッ!!
「しまった!!」
ボールはふらふらと上がり、セカンドフライとなった。
「チェッ!!ついてねーなー。」
そして7番、8番も内野フライに打ち取り、三者凡退で4回の裏を切り抜けた。
「やればできるじゃねーか!!」
その後は攻撃の時は首を振り、守備の時は高山がうまく相手の弱点を攻めるような配球で無難に守っていた。
そして首振りが解除される7回が遂に来た。
浜岡ベンチ
「どうやら相手ピッチャーは立ち直ったようだな。」
「ハイ。配球も色々工夫してきてます。」
町田と柴田が話をしている。
「それに4回から全くボールを振らなくなった。」
「えぇ。とは言っても気を抜いた投球なんて出来ないし、全くムカつきますよ!!」
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