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「まぁ、ともかくお前が打ち込まれる事はないだろうが、気を引き締めて行け!!」
「ハイ!!」
一方で神代女ベンチでは・・・・・・
「さてと、みんな良く7回まで切り抜けたな。そろそろ反撃と行こうじゃねーか!!」
後から聞いた話だがこの時の俺の顔はかなり怖い顔をしていたらしい。
「植原、首振りは解除だ!!初球からどんどん振って行け!!」
「は、ハイ!!」
植原はバッターボックスに立つと、何か今までと違う感じがした。
バッテリーのサインが交わされ、町田がボールを投げる。
(えっ!?そんなに速くない!!)
キーン!!
「なっ!?」
「いかん!!センター!!」
植原は綺麗にセンター方向に打球を飛ばして、自分は一塁に駆け込んだ。
「さぁ~て、出番だぞ植原!!」
この時、俺は植原にあるサインを送っていた。
続くバッターは2番南野!!
南野は最初からバントの構えをする。
「送り警戒しろっ!!」
すかさずキャッチャーが指示を出す。
そして町田が振りかぶった瞬間!!
「GOーーーーーー!!」
「何!?町田ウエストだ!!」
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