尿が出にくい/異常がある

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尿が出にくい/異常がある

『ネコが排尿しようとりきむ』 『尿の色が赤っぽく血液が混じっているようにみえる』 『ネコが尿の出る性器のあたりをしきりに舐める』 『尿の出口に血液の混じった尿が流れている』 などの症状を示したら、そのネコは病気にかかっているとみなくてはなりません。また、いつもと違う場所で、苦しそうな格好で排尿しているときも病気の兆候です。 とりわけ雄がそのような症状を見せた場合には、非常に危険な問題を抱えているとみなくてはなりません。というのも、尿道に結石がつまって排尿が困難になっている可能性があるからです。 食事や生活習慣などが原因で雄の膀胱に砂のような結晶が生じ、それが結石をつくり、非常に細い尿道の中につまって、尿が次第に出にくくなります。そしてついにはりきんでも排尿できなくなります。こうなると体内に老廃物がたまり尿毒症になります。これはネコの生死にかかわる緊急事態です。 ネコの中には泌尿器に問題があってもはじめのうちは症状をみせず、次第に元気がなくなり、急に重い症状が出ることもあるので注意が必要です。
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