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五郎兵衛は騎馬隊四百人と槍隊六百人の一千を渡河する高坂昌元隊に攻撃を加えさせた。
ドドドドォォォォ!!!
槍隊を先頭にした軍勢は渡河し終えた昌元隊に突撃した。
昌元「ほう…………
伊達に合戦を経験しておるらしいな…………
だが俺はこのような場所では死なん!!!」
思いっきり馬をジャンプさせると昌元は槍隊のど真ん中に飛び掛った。
バガアァン!!
昌元は着地した時に無数の槍の矛先を自身の槍一本で跳ね飛ばした。
ガシガキィバキィィン!!!!!
周りに居た槍隊の兵士達はたった一人の将に圧倒された。
昌元「ハハハッッ!!!
さあどうした!?
その数で俺を討てぬのか!!!!」
剛腕を駆使して次々と織田兵の首を討ち取っていった。
そして後方からは続々と味方の応援部隊が駆け付け、戦局は瞬く間に優勢に転じていた。
中央では乱戦、右翼では優勢、左翼は動かないと言う武田・上杉連合軍の全体的に勝利に傾いたのだ。
景勝「行け!
この戦我らの勝ちじゃあーー!」
勝利を目前に景勝の指揮も腕を振るった。
武田軍も昌幸の巧みな采配でますます士気を上げていた。
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