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神官達は、それ以上は追っては来なかった。 追撃はその一弾で幕を閉じ、屯した神官が罵声を飛ばしていたが、マナには雑音であった。 マナは何時しか滲んだ風景から目を逸らし瞼を綴じる。 闇に浮かぶ月の明かりがこれからの顛末を見守る。 貨物列車は空っぽのマナを連れて大陸の中央へと向かった。 それが、監獄島到着十日前のことだった。
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