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裕:「今日和、裕羽です。…何か変だな。」
陽:「どうかしたかぁ?」
裕:「なんかいつもと違って…静かな気が」
陽:「ゆっきーがいねえからなァ」
裕:「あ、そうだ。何処行ったんだか…」
陽:「ゆっきーなら、奥の部屋にいるぜ」
裕:「は?ったく何やってんだよあいつ…」
陽:「ちょ、待てよ!」
裕:「キ〇タク!?」
陽:「今は行かない方がいいぜ」
裕:「な、何でです?(ツッコミをスルーされてちょっとショック)」
陽:「泣いてるから」
裕:「え…?」
陽:「今日は一日空回りしまくって失敗ばかりしちまったんだと」
裕:「空回りなんか、いつもの癖に…」
陽:「ゆっきーの習慣らしいぞ」
裕:「泣く事が?」
陽:「いつまでも引きずらない為に目一杯泣いて置いて、その後また元気に仕事やりてえんだと」
裕:「…俺には到底理解出来ませんね」
陽:「理解なんか誰にも出来やしねぇよ」
裕:「そうです、よね」
陽:「でも、理解してえって思う事は出来るよな」
裕:「…ちょっと喉渇いたんで飲み物買って来ます」
陽:「おー」
幸:「あ、先輩!(にこ)」
裕:「(…目赤いし)」
幸:「どうしたんですか?」
裕:「間違って別の買っちゃったから、甲斐にあげる」
幸:「……」
裕:「確か好きだっただろ。…飲むゼリー」
幸:「有難うございます!」
(…これ、遠くの自販機にしか置いてないのに)
必要な時間。
おわし
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