第一章 俺はヤクザが嫌いだ!

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振り向くと、いかつい顔のオッサンが左肘でグイグイ俺の肘を押している。 『えっ何?何なんだ?』あまりの出来事に一瞬、時が止まった。 戸惑う俺を尻目にオッサンは尚も執拗に押し続ける。 幻じゃない、まごうことなき現実だ。 言い知れぬ恐怖と怒りの感情が絡まってって気がついた時には右肘でオッサンの肘を押し返していた。
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