autumn blue

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*** ウザい。 それが第一印象だった。 帰宅時間、会社を出たところで、 突然、俺の名を呼び、引き止めたかと思えば、 …コイツ、誰だ? と、考える間も与えないほど、 とにかくキャーキャーと煽り、まくし立てるように話す彼女の声だけが耳につき、 唯一聞き取れた言葉は、 「好きです!付き合ってもらえませんか?」 「…無理です。」 俺は即答した。 .
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