どくろの赤い舌

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 すぐに眠りにおちたが、何かの気配を感じ目をさました。  月もなく、鼻をつままれてもわからない、まったくの闇。  闇の向こうでお経を唱える高貴な人の声が聞こえてくる。  それは、心のおく底まで染み渡るようだった。  声は、夜があけるまでつづいた。
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