生きる為に

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カミさんがNICUから泣きながら出て来た。 「どうした⁉」 「赤ちゃんの点滴が詰まるから刺し直しするたびに、全身のけ反って苦しんでる。悲鳴をあげてる。ひど過ぎる」 そう言って泣き崩れた。 「看護士さんは死なせない為にやってるんだし、好きでやってるんじゃないよ」 そう言って錯乱状態で泣き続けるカミさんを病室に連れて行った。 ナースセンターに行き、 「カミさんは精神不安定なので、刺激を与えないで下さい、何か辛い報告が有るなら自分が聞きます」 と、お願いしてきた。 それからは隔離して処置してくれた。
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