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彪サイド~
俺は、
絶対に叶わない恋をしてる。
恋…なんて可愛いもんじゃない。
獣のように蹂躙し
独占したい。
そんな劣情が
時折凶暴に沸き上がる。
これを恋心なんて
乙女みたいな言葉でくくるのは似合わないし、
失礼に値するような気もする。
授業中、
俺の肩に寄りかかりながら爆睡してる
…颯人。
日の光にサラサラの髪が照らされて、
長い睫毛が光ってる。唇が少し開いて、
寝息が聞こえてくる。
無防備な
こんな姿でさえ
たまらないんだ。
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