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「まったくもぅ、朝から細々とさ~昨日帰る時に指示出してたんだけどな」
店内に戻ってきた佑美は椅子に座るなり愚痴った。
「相変わらず忙しいんだ」
「忙しいって言うよりも、他人任せって言った方がいいのかな。高梨さんも悩んでるみたい」
「ふ~ん」
「さっ、食べよう~~~っと」
いつもと変わらぬ佑美の態度にホッとしたものの、頭のすみには幸太の言葉がリフレインしていた。
朝マックも終え、僕達は大型ショッピングモールへ買い物に向かった。
その途中でも、何度か電話が掛かっていた。
そんな中、ある1本の電話が気になった。
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