~春の贈り物~

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「なんでおめー達みたいなガキにつかわさなきゃなんねーんだよ」 筋肉質の男が少女につっかかる 「ここはみんなが使う場所でしょ‼子供だって知ってることよ‼」 少女は物怖じせずに叱咤する 「俺はもうすぐ大会なんだ‼少しでも時間がおしいんだよ‼」 男は肩を怒らせながら威圧的に言う 「そんなの知らないわよ‼」 少女はそれでも物怖じしない 「このコートは強い奴が使える決まりなんだよ‼知らないのか」 男が笑いながら言う 「そんなのあなたの横暴よ‼」 「じゃあ、お前の考えを通したいなら勝負しろ‼負けたら勝った奴の言うことを聞けばいい…それならどうだ?」 「…わかったわよ‼あんたとこれ以上話しても無駄みたいだからね‼」 そういうと少女はコートに入り、構えた 「物わかりのいい女だ」 男もコートに入り、いわゆる1on1が始まった
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