~サマー!ヘイサマー!~

11/14
前へ
/57ページ
次へ
すごい楽しかった エイジ先輩と木島先輩を埋めて、放置したり 埋まった先輩のそばにヤドカリいっぱい置いたり なまこおいたり… ビーチボールを顔にぶつけたり! いやぁ、楽しかった! 花梨「よっ!ひ~ちゃん!」 花梨が僕の隣に来た 今は一人で夕焼けに沈む海を見てたんで…でもまぁ、話し相手ほしかったし 氷山「どったの?」 花梨「ひ~ちゃん、亜依のことがんみしてたよね~」 ギクッ… 氷山「してないよ!」 ちょっと顔があったかくなるのがわかる 花梨「大丈夫大丈夫!亜依はね、私と同じだから!」 氷山「どゆこと?」 花梨「あくまで、一ファン、一人の尊敬する先輩としてしかもう見てないから」 ドクンて音が聞こえた 花梨「だってね、部活中の空気見てたらこれは私の入る余地ないわって思うもん…」 氷山「まぁ…確かに」 花梨「ま、先輩はイケメンだよ、色んな意味で」 氷山「うん…」 そういいながら、花梨の方をみると、なにか、感情を無理矢理押し込んだ感もある表情だった 花梨も…僕も、もしかしたらみんな叶わない恋はしたくない、しないように心が働きかけてるんじゃないかなって思う そうやってバランスとるのかも…ね
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加