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私は街を歩く。
橙色の足跡を追って歩く
素敵な靴音鳴らしながら 素敵なあの子の痕跡を辿る。
可愛い可愛い
小さな
私の猫ちゃんは足跡が橙色の変わった子。
この子がぴょんぴょん飛ぶと
水色と白の丸天井に小さな花弁のような橙色が 鮮やかに舞う。
今日は何て素敵な日なんでしょうか。
でもね
色即是空
この世に存在するもの全て 儚い仮の姿であって、永遠に変わらない…実体というものはないんだって
私は永遠を求め また歩き出していた
閑散とした散歩道が永遠と思える程続いていた。
終わり
→アトガキ
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