月光浴

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〈人の心の中には善と悪、つまり天使と悪魔がいて葛藤の際に現れてはその人を説得し、どちらかに決断させる。 どちらを選ぶかによって行動とそれに伴う結果が変わってくる。 もしもそこで『悪』を選んでしまった場合、大抵の人は良心の呵責を覚えるのである。 そこから自身を責め立て、苦しみ、悩み抜き、自分への罰を与える。 それを繰り返すことで人は成長し、今後への自分のあり方を見出すことができる。 彼等は常に我々の内側に潜み、日々の行動を見守りながら必要に応じて姿を現すのである。〉     今日の授業はこんな感じで終わった。  
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