星空

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少女は夜空を見上げました 星のかけらが欲しくて 夜空に手を伸ばしました 届くわけないでしょう 母親の声に気付き 少女は手を降ろしました だから気付かなかったのです 例え星のかけらを手に入れたところで 人間の手の上では ただの石になってしまうことを 手が届かないものを無理に手にいれても その価値は皆無なのだと 少女も 母親も 知らないのです
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