前田彰和~prologue~

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前田彰和~prologue~

12月24日 その日静かに降っていた雨は、日が沈むと同時に雪へと変わった。 どっかのオッサンの歌じゃないが…、きっとアイツは来ないだろう。 耳に差したヘッドフォンからはミディアムなバラードが流れ、ポケットの中の四角い箱は行き場もなく、ただソコに居るしかなかった。
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