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「ごほっ…がはっ…」 僕は砂浜でむせながら目を覚ました。 (…何も思い出せない…。ここはどこなんだろう。) 見渡すと、太陽の位置はわかるが濃い霧が見渡す限りに広がっている。 とりあえず、砂浜に沿って歩いて見る事にした。 (………。どのくらい歩いただろうか─。) 気がつくと、さっきと同じ所を歩いていた。 (ここは島なのか?…‼ 無人島⁉) 一瞬だが、強烈な絶望感が頭をよぎった。 生きていける自信がどうにも沸いてこない… (とにかく、何か食べ物を…) 森の中に入り、木の実を探すことにした。 しかし、そうそう簡単に見つかるはずもなかった… (…疲れた。) そう思いゆっくり歩いていると (……水の音だ❗せめて水を❗)
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