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部活も入っていないため、すぐに帰路についた。
自転車に跨り、ペダルを踏んだ。
青。
青。
青。
スピードを出し続けた。
次は大きな幹線道路だ。
この道をずっと行くとやがて東京都心へ着く。
そんな道を渡れば家は近付く。
その道は赤を示していた。
弘人は右手に力を入れようとした。
右手が動かない。
左手も同様。
脳は自分さえも信号無視をしていた。
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