俺のモテモテ道

モテモテ道への挑戦

パパとママは昨日死んだんだ！
そう…。
あいつに……鷲見太志に 殺されたんだ。
何で忘れていたんだ？
自分の情けなさと両親の死亡という残酷な事実に泣けてきた。
俺は昨日の夜、必死にこの現実から逃げようとしていた。
両親の死を無かった事にしたかった。
それで、なんやかんやで忘れることができたのだが、今思い出してしまったので昨日の努力が無駄になったなぁとか考えてる俺はぶっちゃけ悲しくなかった。
俺の両親は犬だった。
俺は捨て子だった。
そして、犬に拾われ、ここまでハンサムに育てられた。
だから、なんかペットが死んじゃった感じで…。
しかも、毎日じゃれてくるので痛いなぁと思って
いた。
だけど、育ててくれたのは事実だし、何より鷲見太志は前から気にくわなかった。
それを理由にあいつをぶっ殺そうと思った。
でも、今は『モテモテ道』の事で頭がいっぱいだった。
俺は『モテモテ道』に備えて、今日は寝た。
ネットカフェで。
朝がきた。
だけど、大会は二日後だったのでなんか間違えちゃった。