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今日は『モテモテ道』の開催日。
気合い十分の俺は早速、会場の『モテモテ・コロッセオ』に向かった。
だが、会場に着いて、こんなチラシが貼ってあるのを目にした。
『モテモテ道の開催を参加者不足の為、延期します。開催は3月20日に延期しました。』
俺は笑いが止まらなかった。
俺が参加すると聞いて、逃げたした男どもが原因だと思うと笑えてくる。
だが、本当に渡辺悠介の参加で男が逃げ出したのかはわからない。
『よぉ、渡辺!』
この太く低い、おっさんのような声…。
俺は恐る恐る後ろに振り向いた。
そこには堂々とした顔付きで鷲見太志が立っていた。
『お前、まさかこの大会に出るつもりかよ!』
鷲見が言った。
『何だと?』
俺もこいつの前では熱くなってしまう。
『無理無理!お前みてーなブサイクは参加すらできるかどうかだっての』
ドンッ!!
頭で自分の怒りを押さえようとする前に体が動いていた。
鷲見に殴りかかった。
鷲見の顔面を直撃し、鷲見は3㍍ほど吹っ飛んだ。
『な、な何しやがる!渡辺、お前は今、俺のビューティフルフェイスに傷を付けた!どうしてくれる!』
俺は鷲見の言葉に強きで
言い返した。
『パパとママの仇!そして、俺を侮辱したことで俺は怒りを抑えることができなくなってる!おれの力、クールフェイスでぶっ殺してやる!かかってこいや!』
二人の対決が始まった。
クールフェイスVSビューティフルフェイスの戦いが今、始まったのだ!
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