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俺はとてつもなく嫌な予感がした。悪い予感……エインに何かおきているのではないか……と。そこへ……
{喧嘩だー③兄弟と女の子が喧嘩をしているぞー}おじさんらしい奴が叫んでいた。
『(いつの時代だ……)。』
だが俺は女の子がエインではないかと思いおじさんを絞めて聞き出すことにした。
『おい。そこのおじさん何処で女の子が喧嘩してるんだ?』俺はおっさんの胸倉を掴んだ。
{ひっ!?あっち……路地裏です}簡単に吐いて……いや教えてくれた。
『有難う』おじさんを離して路地裏へ向かう。
~路地裏~
『エイン……無事でいてくれ……』俺は焦燥感を覚えながらも声がする方へ……。
そしてそこでは驚きの光景が広がっていた。
『エイン!!』
「あっ!和也どうしてここに(笑)?」そこにはエインに伸されていた③兄弟らしき人達が転がっていた。
『どうしてって……女の子が喧嘩してるって聞いて……もしかしたらエインじゃないかって心配になったんだよ』
結果的に心配しなくても大丈夫だったが……むしろ相手に合掌してやりたいぐらいだ。
「和也……私の為に……」
『いや……その俺も冗談とはいえあんなことを言ってしまった……ごめんなさい反省してます。』頭を下げる。
「……もういいよ。アイツらボコボコにしてストレス発散になったし。」にっこり笑って言うものか?と言いそうになったがあえてスルーした。
『じゃあ戻ろうか。お腹も空いたし。』
「うん。」
俺とエインは③兄弟をほっといて路地裏を出た。
『酒場に行こう。あの若者達が運営してる店なんだって』
「へー仲良くなったんだ?」
『ああ。それに酒場は仲間が見つかるのが定番だからな。』
「仲間!楽しみだなー」
『出来るかは分からないけどな(笑)』
俺達は若者達が居る酒場へ向かった。
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